<平成14年6月27日>日刊工業新聞社大阪支社10Fセミナー室にて
「浪漫の会」の講師で「びわ温灸療法」についての講演を行いました。
「浪漫の会」の例会報告からの抜粋です。
琵琶温灸との出会い
26歳の時「サーキットの狼」と言う映画のスタントをしていてカーレースの接触事故に会い、左手の指先がしぴれ、左半分が痛み、左半身の筋力がどんどん衰え、半身マヒになり、原因も治療法もわからないまま約8年間にわたり、国内はもちろんのことアメリカや韓国はてはフィリピンまでの治療行脚が続いた。沢山の治療体験の中で最も効果を実感したのは和歌山での「脈式」と呼ばれる療法だったという。
その他にもいろんな療法を実残してきたその相乗効果で良くなっていった。しかししぴれが残っていてそのしぴれを完全に取り除いてくれたのが「びわ温灸」だった。
びわ葉療法の効果はオールマイティ。
びわの葉療法はお釈迦様が説かれたと伝えられ、日本では奈良時代に伝えられた。このびわの葉療法は民間療法で伝わって来た。穀物、ぴわなどに含まれるアミグダリン(ビタミン17)が抗ガン作用があり、ガンの苦痛を和らげる。その効果のメカニズムが血液の循環を良くし、体調を整えたり、驚異的な鎮痛作用を発揮する。
未来、人間を襲う新しい病気。
アルカリイオン水による-イオン、深層から取水しない深層水,ハーブによる新しい問題などとともに、15年前より添加物・合成保存料が使われなくなったコンビニ食品などでビタミンEが使われるようになった。そのための過剰取り過ぎなどで起こる病気の発生が指摘、危惧されている。
健康とは何だろうかと考えていくと、自分の中にあることに気づく。
幼い頃より生と死の背中合わせに生きてきて、病苦と戦い、闘病生活で健康を手にすることができ、今は、2~3年前より原因不明の痛みと共に生きています。人間生きている以上、どんな人でも、病気とかかわらず命をまっとうすることは出来ないと思います。「自然治療力」 と病気と闘う精神力と思いますが、その手助けをしていただく津野先生のような方がおられ、また、知ることができ、ともすれば病の途上にいる身では自暴自棄になり気味ですが、心強く思うセミナーでした。
●記・幹 事・中 西 直 子
※「浪漫の会」例会報告より